『バレエへの招待』
小牧正英 著
日本放送出版協会
1980年3月10日発行
初版価格 1,600円
縦21cm×横15cm
266ページ
−目次−
1 舞台、 めぐり合い、 旅
1 先生の面影
2 世紀のバレリーナ マゴー・フォンテイン
3 モイセーエフ民族バレエに心踊る
4 ローラン・プチを迎えて
5 パリ・オペラ座バレエをロング・アップで観る楽しさ
6 日本の音楽行政と普遍性
7 コンクールの審査について
8 民族的な歌と踊りのルーツをたどれば
9 幻の民族集団移動地を訪ねて
2 バレエ作品・解説
白鳥の湖/パガニーニ幻想/シェヘラザーデ/譚詩/バラの精/コッペリア/イゴール公/レ・シルフィード/牧神の午後/悲愴交響曲 受難/ペトルウシュカ/真夏の夜の夢/眠りの森の美女/ドン・キホーテ/ジゼル/火の鳥/リラの園/カフェ・バア・カンカン/交響曲第四番/日輪/金鶏/蝶々さん/胡桃割り人形/アルミーデの館/ナルシスとエホー/せむしの子馬/海賊/エスメラルダ/やまとへの道
3 舞台学入門
1 日本の劇場と西洋の近世劇場
2 舞台学の一分野における音楽
3 演出学 演技方法論
4 舞台総論
5 バレエと劇場
6 舞踊美学
【補足】
「舞台、 めぐり合い、 旅」はバレエを主題としたエッセイ。
「バレエ作品・解説」は、「すべて著者自身が「バレエ・ルッス」(ロシアン・バレエ団)にいた頃出演した作品のなかから、また帰国後上演した主なものを選び、実際の経験にもとづいて記述した」と「あとがき」にある。
作品ごとに「日本初演メモ」「日本再演メモ」(日本で上演されていないものは、国外での上演メモ)が付いており、公演年月日・会場・振付家・出演者・スタッフ等が記されている。メモはかなり詳細で、作品によっては、50人以上の出演者の名前が載っている。
ちなみに、『日輪』は横光利一の小説を原作とした4幕6場のバレエ。1955年、日比谷公会堂にて初演。
表紙は「ペトルウシュカ」の人形師を演じる著者の写真。
1979年11月に発行された同名・同出版社の本の改訂版らしいが、詳細は不明。
(2002.4)
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