ホームページ へ    
バレエ図書館トップ 

2003年出版のバレエの本

表紙画像の表示には「アマゾン」のアソシエイト・プログラムを利用しています。


『バレエのはじめ』
『バレエのはじめ』表紙

伊藤彩子 著
WAVE出版(2003.12.28発行)
1,400円+税
ISBN:4-87290-176-2

縦21cm×横15cm 175ページ

 バレエに憧れているけれど、踊り始めるのは躊躇している人の背中を後押しする本、「大人から始めるバレエ入門書」です。バレエの効果や、スタジオ探しの方法、シューズやウェアの選び方などを、一問一答形式で説明。巻末には全国スタジオガイド等も。
 コンパクトにまとまっていてわかりやすい内容ですが、左開きの本に横書きのページがところどころ含まれているのは、ちょっと読みにくいですね。


『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ2』
『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ2』表紙

しめのゆき 著
小野恵理 絵
新書館(2003.11.発行)
1,200円+税
ISBN:4-403-33010-X

縦22cm×横19cm 55ページ

『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ1』の続刊。2には、「ティアラのぼうけん」「リラの初舞台」「ティアラのライバル」を収録。


『人生の奥行き―バレエとともに』
画像準備中

大園エリカ 著
文芸社(2003.11.発行)
1,000円+税
ISBN:4-8355-6631-9

縦19cm×横13cm 70ページ

 元松山バレエ団員で、現在はバレエスタジオを主宰する大園エリカさんが、これまでの人生を振り返ってまとめた本です。父親との葛藤、バレエ団退団の経緯、摂食障害、二度の離婚のこと等を書きながらも扇情的にならないのは、自身の経験を踏まえて、バレエとは何か、人生とは何かについて、深く考え綴ったのが伝わってくるからでしょうか。巻末のプロフィール以外に固有名が一切出てこないのも、配慮を感じます。


『バレエワンダーランド』
画像準備中

守山実花 監修
ぴあ(2003.11.10発行)
1,900円+税
ISBN:4-8356-0551-9

縦29cm×横21cm 160ページ

「ダンサー紹介」「演目ガイド」「バレエ団紹介」など。「演目ガイド」は40作品が手際よく解説されていて、バレエ入門としては便利。
 しかし、本書は特大・大・中・小の活字・写真・イラストが入り乱れ、しかも視線の動きに配慮しない割付のページが多く、読みにくいことこのうえない。個人的な好みだが、線が細くて縦長の明朝体が多用されているのもいただけない。 『バレエワンダーランド』は1994年にも発行され、大変有用なガイドとして好評だったが、本書は同タイトルとはいえ全くの別内容。


『バレエの見方』
『バレエの見方』表紙

長野由紀 著
新書館(2003.9.20発行)
1,800円+税
ISBN:4-403-23099-7

縦20cm×横14cm 286ページ

 バレエ評論家、長野由紀さんが語る「名作バレエの魅力」。独自の視点と豊富な写真が、個々の読者にとってのバレエ作品の魅力をあらためて考える契機を与えてくれます。
 2001年9月号から2003年7月号まで雑誌『ダンスマガジン』に連載された「バレエの見方」をまとめたもの。取り上げられているのは『ジゼル』『ラ・シルフィード』『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』『ロミオとジュリエット』『コッペリア』『ドン・キホーテ』『眠れる森の美女』『ライモンダ』『海賊』『くるみ割り人形』『マノン』『ラ・バヤデール』『白鳥の湖』とバランシン作品。


『バレエ留学ガイド』
『バレエ留学ガイド』表紙

ダンスマガジン 編
新書館(2003.9.5発行)
1,800円+税
ISBN:4-403-32021-X

縦22cm×横15cm 152ページ

 世界のバレエ学校16ヶ国54校を詳しいデータで紹介。「バレエ留学ABC」では、留学の計画から渡航準備までの手順を詳しく説明しています。また、桜井多佳子さんの「バレエ留学―そのプラスとマイナス」は、多くのバレエ学校を取材した経験を元にした貴重なアドバイスと言えるでしょう。
 現役バレエダンサー14人の留学体験談は、留学予定がなくても、興味深く読めます。


『バレエ入門 バレリーナの手紙』
『バレエ入門 バレリーナの手紙』表紙

川路明 著
土屋書店(2003.8.20発行)
1,800円+税
ISBN:4-8069-0692-1

縦26cm×横18cm 162ページ

 1982年に出版されたロングセラー『バレエ入門』の改訂版。大きさがA5版からB5版になり、表紙の写真が変わりましたが、内容は旧版と全く同じです。
 バレエダンサーの姉が、バレエを学ぶ妹に手紙を書き送るという形式で、バレエの基礎を詳しく説明。各パに動きを分解した写真がつき、大変わかりやすい内容です(写真モデルは尾本安代さん)。
 大きくなって見やすくなりましたが、元の版をそのまま拡大して使用したためか、写真が若干粗めです。


『ヤングダンサー指導のためのバレエの基本レッスン 』
『ヤングダンサー指導のためのバレエの基本レッスン』表紙

ジョーン・ローソン 著
森下はるみ 訳
大修館書店(2003.7.1発行)
1,900円+税
ISBN:4-469-26533-0

縦24cm×横18cm 148ページ

 元ロイヤル・バレエ・スクール教師のローソンが、個々の子供の成長に合わせたレッスンの方法、体の使い方等を、多数の写真を用いて、14章にわたって説明。原題は“The teaching of classical ballet”。


『ダンスのメンタルトレーニング』
『ダンスのメンタルトレーニング』表紙

ジム・タイラー セチ・タイラー 著
里見悦郎 糟谷里美 村松香織 訳
大修館書店(2003.7.1発行)
1,900円+税
ISBN:4-469-26525-X

縦19cm×横13cm 290ページ

「パフォーミング・アチチュード」(踊りに打ち込む姿勢)をキーワードに、緊張感をコントロールして、舞台で実力を発揮するための方法を8章にわたり解説。


『世界バレエフェスティバル写真集』
『世界バレエフェスティバル写真集』表紙

ダンスマガジン編集部 編集・制作
新書館(2003.7.30発行)
4,800円+税
ISBN:4-403-31026-5

縦31cm×横23cm 159ページ

 1976年から開催されている「世界バレエフェスティバル」の舞台写真集。ワシーリエフ、マクシーモワ、エフドキモワ、ブフォネス、カルフーニ、ルディエール、フェリ、ルグリ、マラーホフが、バレエフェスへのメッセージを寄せています。巻末には第9回までの出演者と演目の一覧の他、楽屋やパーティでのスナップ写真も。  本文中に「ハイライト」とあるように、全ての演目・出演者の写真が掲載されているわけではないのが、大変残念です。新書館には“完全版”を出してほしいものですが、難しいのでしょうね。


『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ1』
『ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ1』表紙

しめのゆき 著
小野恵理 絵
新書館(2003.6.20発行)
1,200円+税
ISBN:4-403-33009-6

縦22cm×横19cm 55ページ

 バレエスタジオに通うティアラを主人公とするバレエ絵本。雑誌『クララ』に連載の同名作品から、「ティアラのトウシューズ」「ティアラのシルフィード」「ティアラの招待状」の3話を収録。巻末には用語集も付いている。


『熊川哲也 バレエが選んだ男』
『熊川哲也』表紙

ダンスマガジン編集部 編集・制作
新書館(2003.6.10発行)
5,800円+税
ISBN:4-403-31025-7

縦31cm×横23cm 95ページ

 1989年から2003までの舞台写真を収録。巻末に特別インタビュー、デビュー・パフォーマンス一覧も。オールモノクロ。


『ミセスバレリーナ 幸せ色のあした』
『ミセスバレリーナ』表紙

新倉真由美 著
新風舎(2003.5.25発行)
1,200円+税
ISBN:4-7974-2882-1

縦18cm×横13cm 125ページ

 幼少期からバレエを始め、出産・育児などで一時のブランクを経ながらも踊り続けている著者の、バレエにまつわるエッセイ。


『鑑賞者のためのバレエ・ガイド』
『鑑賞者のためのバレエ・ガイド』表紙

守山実花 監修
音楽之友社(2003.4.5発行)
1,600円+税
ISBN:4-276-96137-8

縦26cm×横18cm 219ページ

 バレエの歴史、作品・ダンサー・振付家の紹介、他。ダンサー紹介で使われているのが、顔写真ばかりなのは感心しない。やはり、踊っている全身像が見たいもの。画質の粗い写真も多い。マクシモワ&ワシリエフの項で、写っているのはワシリエフだけというのは、怒りすら感じる。マイムの解説は、半数以上の項目にイラストが無く、非常にわかりにくい。長々と文章で説明するよりは、簡単なイラストを付けた方が、読者には、はるかに便利。
 きちんとした校正を経たとは思えない誤字・脱字も散見され、全体に安易な作りの印象が否めない本。


『NEVER TOO LATE バレエに恋して五十年』
画像準備中

南久美子 著
文芸社(2003.1.15発行)
1,000円+税
ISBN:4-8355-4964-3

縦19cm×横13cm 143ページ

 バレエに魅せられた半生をまとめた一冊。バレエを観ること踊ることの感激が連ねられた文章からは、バレエへのひたむきな思いが伝わってくる。1970年代のバレエ鑑賞の記録と、79年から80年にかけてのソ連旅行の話が特に興味深い。


ホームページ へ   
このページのトップ
劇場へ行こう!(http://j-ballet.info/)