オリガ・サファイア 著
霞ヶ関出版
1980年6月10日発行
初版価格 3,000円
縦18cm×横18p
333ページ(他に口絵写真14ページ)
1950年5月に思索社から、同年11月に山王書房から発行された『バレエ讀本』の改訂復刻版(本書の奥付の思索社版・山王書房版の発行年月日は、誤って記載されている)。
著者はオリガ・サファイアとなっているが、『私のバレエ遍歴』の清水威久の文章によると、本書はサファイア自身が執筆したものを翻訳したのではなく、「オリガ・サファイアが平素、折に触れて口にしている断片的なことや、私の質問に答えたことなどを総合して綴ったものと、彼女が最後に学んだレニングラード国立アカデミー舞踊学校が創立二〇〇周年を記念して発行した「ロシア・バレエ史資料集」二巻ほか諸資料などから、古典バレエについて一般の人も常識として知っておく必要があると思われる箇所を摘記したもの」である。
本書に関する川端康成から清水威久宛の手紙の写真も、6ページにわたり収録されている。
なお、オリガ・サファイアの経歴・活動に関しては、『私のバレエ遍歴』に詳しい。