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『バレエ読本』


オリガ・サファイア 著

霞ヶ関出版
1980年6月10日発行
初版価格 3,000円

縦18cm×横18p
333ページ(他に口絵写真14ページ)


−目次−

 第三版の発行について
 序 …… 秦豊吉
 オリガさんのこと …… 酒匂糸子
 自序

一、古典バレエの女神アンナ・パーヴロワ
二、「瀕死の白鳥」について
三、古典バレエの歴史
四、ロシヤ・バレエの歴史
五、ロシヤ・バレエの特徴 フランス派とイタリヤ派の区別
六、フランス派のマリウス・プチパー
七、イタリヤ派のエンリコ・チェケッチ
八、自然の舞姫イサドラ・ダンカン
九、稀代の興行師ヂャーギレフとそのバレエ団
一○、革新的舞踊家ミハイル・フォーキン
一一、薄命の天才ワツラフ・ニジンスキー
一二、日本人にバレエは可能か?
一三、日本人の長所と短所
一四、フォームとテクニックと舞踊性
一五、稽古の心得
一六、音楽と振付について
一七、バレエ劇場について
一八、バレエの批評家に望む
一九、バレエは将来どこへ行くべきか?

 追記 川端康成氏の手紙について
 付録 「バレエ読本」の初版についての当時の世評




【補足】

 1950年5月に思索社から、同年11月に山王書房から発行された『バレエ讀本』の改訂復刻版(本書の奥付の思索社版・山王書房版の発行年月日は、誤って記載されている)。

 著者はオリガ・サファイアとなっているが、『私のバレエ遍歴』の清水威久の文章によると、本書はサファイア自身が執筆したものを翻訳したのではなく、「オリガ・サファイアが平素、折に触れて口にしている断片的なことや、私の質問に答えたことなどを総合して綴ったものと、彼女が最後に学んだレニングラード国立アカデミー舞踊学校が創立二〇〇周年を記念して発行した「ロシア・バレエ史資料集」二巻ほか諸資料などから、古典バレエについて一般の人も常識として知っておく必要があると思われる箇所を摘記したもの」である。

 本書に関する川端康成から清水威久宛の手紙の写真も、6ページにわたり収録されている。

 なお、オリガ・サファイアの経歴・活動に関しては、『私のバレエ遍歴』に詳しい。

(2002.4)


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